2003年7月24日

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全日本鉄道労働組合総連合会

 

7人の仲間を返せ!

海外鉄道労働者の支援の輪広がる

 7月18日金曜日、午後5時から鉄道労働者の代表が国際アピール(次頁)に署名を携え、パリの日本大使館で日本政府代表と会見し、日本も批准しているILO87号条約にもとづき、JR総連の7人の即時釈放と公訴の棄却を求めました。

 以下、フランスから報告が入りましたので、お知らせします。

フランスからの報告

7月18日 代表団がパリの日本大使館に要請

 

 JR総連に所属する鉄道員で2002年11月1日から勾留されている梁次邦夫、山田知、上原潤一、齊藤秀一、小黒加久則、八ツ田富男、大澗慶逸の釈放を要求して、今日、パリの日本大使館を代表団が訪れた。

 対応したのは長谷川参事官で、代表団は労働者と民衆の国際協力委員会のイニシアティブにより組織され、鉄道労働組合員ダニエル・コラン、同クローディオ・セレネリ、そして教育者のジャン・ピエール・バロワで構成された。

 代表団は長谷川氏に対し、自分たちがJR総連の7人の即時釈放を求める要請を持ってきたことを日本の関係当局に伝えるよう求めた。この要請は6月15日に「労働者と民衆の国際協力委員会」の呼びかけでジュネーブで開かれた「ILO条約を擁護する労働組合国際会議」の際に発せられた全世界鉄道労働者のアピールで表明されたものである。

 JR総連の7人の釈放を求める国際アピールには「民営化に対する鉄道員の国際会議」に参加した様々な国の鉄道員で7人の釈放に賛成した者が署名しており、その中にはフィリピン、パキスタン、インド、バングラデシュの全国鉄道労組が含まれていることを代表団は長谷川氏に伝えた。

 長谷川氏はこの要求と情報を政府に伝えると確約したが、答える権限はないと語った。

 代表団は、問題になっているのは日本政府も批准しているILO87号条約を尊重するかどうかの問題だと指摘した。

 ILO87号条約は次のように言っている。「労働者団体および使用者団体は、その規約および規則を作成し、自由にその代表者を選び、その管理および諸活動について定め、並びにその計画を策定する権利を有する(第3条)。この条約において『団体』とは、労働者または使用者の利益を増進し、かつ、擁護することを目的とする労働者団体または使用者団体をいう(第10条)」。

 元組合員にかかわる組合内の問題を口実として、日本の当局は7人の組合員を逮捕、起訴し、組合事務所を含む53箇所を家宅捜索し、そこから内部文書を押収した。

 これはILO87号条約の条項に対する明白な違反のみならず、組合内部の問題への当局の介入を禁じた日本の国内法にも抵触している。

 代表団は長谷川氏に、7月7日の公判において、唯一の証人が事実を思い出すことができず、被害届が警察によって編集されたものであることを明らかにしたとの報道に政府が注目するよう求めた。

 代表団は長谷川氏に、JR総連の7人の8カ月以上にわたる勾留の継続がひき起こしている怒りについて政府に警告するよう求めた。

 JR総連の7人の勾留は日本の法律にも違反している。彼らは釈放されなければならない。

 最後に代表団は、7人が勾留されているかぎり、この国際キャンペーンを継続することを厳粛に通告した。

 代表団は、このキャンペーンが他のいかなるキャンペーンとも対立するものでなく、またJR総連の7人の釈放をかちとるという目的のもと、できるだけ大きな国際的レベルでの力を結集するために行われていることを訴える。

 

 かかる観点から、代表団はすべての鉄道員に以下を要求する。

全世界鉄道員へのアピールに署名し、署名を広げることを呼びかける。

・JR総連の7人の即時釈放

・日本政府によるILO87号条約およびその他のILOの結社の自由にかかわる条項の完全な尊重

     パリ 2003年7月18日18時

全世界の鉄道労働者に対するアピール

 下に署名した私たち、フランス、ドイツ、日本の鉄道労働者は全世界の鉄道労働者に訴えます。

 日本の仲間からJR総連組織の独立に対し、日本の当局がきわめて厳しい弾圧を仕掛けているとの報告を受けました。これらの攻撃は日本も批准しているILO87号条約の条項に違反しています。同条約は次のように宣言しています。

「労働者団体および使用者団体は、その規約および規則を作成し、自由にその代表者を選び、その管理および諸活について定め、並びにその計画を策定する権利を有する(第3条)。この条約において『団体』とは、労働者または使用者の利益を増進し、かつ、擁護することを目的とする労働者団体または使用者団体をいう」。

 日本の当局者は小さな出来事を口実に刑法を適用し、JR総連の7人の組合員を拘束し、そのことによってILO87号条約の諸条項ならびに組合への国家の介入を禁じた国内法に違反しました。

 それらJR総連組合員はすでに7ヶ月半も勾留されています。

 6月12日には組合事務所が警察によって捜索され、組合文書が押収されました。

 私たちは全世界の鉄道労働者に、以下のような決議、署名、電報を日本の当局者に送り、JR総連の7人の組合員の釈放を求める国際キャンペーンに参加するよう呼びかけます。

・JR総連の7人を即時釈放せよ。

・JR総連の7人に対する公訴を棄却せよ。

・ILO87号条約の諸条項を遵守せよ。

 

<呼びかけ人>

ビエール・ベス(フランス鉄道労働者、組合員)、アラン・サンタンドレ(フランス鉄道労働者、組合員)、クラウス・シュラー(ドイツ鉄道労働者、ドイツ労働総同盟チューリンゲン)、四茂野修(JR総連副委員長)

<賛同人> エドガー・ビライヨン(フィリピン鉄道労組委員長)
ウェイン・バトソン(ニュージーランド鉄道海運輸送労働組合書記長) Fazal-e-Wahid(パキスタン鉄道労働組合書記長)
Aminul Islam Khan(バングラデシュ鉄道労働組合書記)、
Md. Harunur Rashid(同)、
Md. Rafique Choudhury(バングラデシュ鉄道運行スタッフ組合・労働組合兼務書記)、
Md. Saiful Karim Khan(バングラデシュ鉄道運行スタッフ組合副書記)、
Siddiqul Islam(バングラデシュ道路運輸労働者連盟委員長)、
Tafazzul Hussain(バングラデシュ・ジャティヨ・スラミク連盟BJSF委員長)
Catrix Patrick (パリ・サンラザール)、
Mainon Andre (コンフラン・サントノリン)、
Berrier Franck (パリ・サンラザール)、
Thorange Jean Paul (同)、
Robert Thierry (パリ)、
Gillan Jean Marie (パリ・サンラザール)、
Meraud Philippe (パリ・リヨン)、
Besse Pierre (マンテラジョア)、
Collin Daniel (コンフラン・サントノリン)、
Vilpasteur Vincent (アシュール)、
Ikonomov (パリ)、 Jacquot Nicolas (エピナル)、
Melloul Jean Jacques (パリ・モンパルナス)、
Tribout Jean Marie (マルセイユ・サンシャルレ)、
Rouviere Jacky (マルセイユ・ブランカード)、
Deshayes Michel (サンテ)、
Sparfel Jean Pierre (サンクロード)、
Jauriberry Christian (パリ・アウステルリッツ)、
Briffaud Jacky (パリ)、
Dezelee Jean Charles (パリ)、
Calippe Gabriel (ソットビル)、
Lemasle Arnaud (ソットビル)、
Grasa Francois (パリ・北)、
Auferil Alain (パリ・サンラザール)、
Alain Rodriguez (クレルモン・フェラン)
ラビ・セン(インド鉄道職工組合書記長)

連絡先:国際連絡委員会ILC

 

 本アピールは2003年6月15日ジュネーブで開かれた「ILO条約の遵守を求める労働組合国際会議」の参加者によりILCのイニシアティブで発せられた。

 


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