10月10日、7人の保釈が認められました

多大なるご支援、ありがとうございました

7名の仲間の釈放に裁判闘争の勝利を確信する

 本日、東京地方裁判所は「JR浦和電車区事件」の被告7名に対する保釈を決定した。
 弁護側は、10月7日に6度目となる保釈請求を行った。東京地方裁判所は昨日、7名に対し保釈許可を決定した。しかし、今回も検察側は不当にも東京高等裁判所に抗告申し立てを行ったのである。それを受けた東京高等裁判所の正当な判断のもと、保釈は決定された。そもそも勾留の理由とされた「罪証隠滅のおそれ」など全くないにもかかわらず、我が仲間たち7名は、昨年11月1日の突然逮捕から344日間にもおよぶ、きわめて長期にわたって勾留されていた。
 まずなによりも獄に繋がれながらも不屈の精神で闘い抜いた7名と家族の奮闘に最大限の敬意を表するものである。そして、警察によって労働組合にかけられた政治的弾圧を跳ね返すため、不眠不休で今日まで7名と家族を支え、最先頭で闘ってきた浦和電車区分会はもとより、浦和支部、大宮地本をはじめJR東労組や加盟各単組のすべての仲間に心より敬意と感謝の意を明らかにする。
 昨年11月以降、今年の6月、そして9月と再三にわたって家宅捜索が繰り返された。捜索差押えで捜査当局は、145箇所、約3000点にもおよぶ物品を押収していった。なかでも被疑事件と関係のない物を大量に押収していった。ここに「強要事件」を口実とした労働組合への不当介入の実態を見ることができる。
 しかし本日、私たちは不当に逮捕・起訴・勾留された7名を我が手に取り戻した。この事実にこれまでの闘いの勝利を確認することができる。
 第一に法廷をつうじて、つくられた「事件」であることがはっきりした。それは、これまで9回の公判のなかで今回の「事件」が、国家権力によるえん罪事件であることが明らかになりつつある。
 第二に、7月に「『えん罪 JR浦和電車区事件』を支援する会」が結成され、関東連絡会が結成されるなど「事件」の不当性を告発する連帯の輪が徐々に広がってきていること。また私たちは、8月1日にこの問題をILOの結社の自由委員会に提訴し、10月2日にはITFが共同提訴を行った。さらに、私たちの訴えに海外諸労組から連帯が寄せられている。海を越え、国際的な連帯は確実に広がっている。このことは、政府や権力に弾圧されている労働組合に対して支援・連帯することは世界の常識であることを示している。
 第三に、このたびの捜査当局の不当性について関係箇所へ抗議・申し入れを繰り返し行ってきた。一連の捜索の不当性を明らかにしてきた。浦和電車区事件はもとより「暴力事件」や「住居侵入」など一連の強制捜索などが戦争に反対する労働組合への弾圧であることを訴えてきた。
私たちは、7名の仲間の釈放に裁判闘争の勝利を確信する。しかし、長期勾留や接見禁止などのいわゆる「人質司法」といわれる不法行為の事実の数々は決して消えはしない。
そして、なお続く法廷闘争の勝利を確信し、完全無罪にむけて連帯の輪をさらに拡大していく。JR総連はこれからも平和・人権・民主主義、そして日本国憲法を守っていくために闘い抜くことを明らかにする。
 最後にこれまで支援をいただいたすべての皆さんに、心より感謝を申し上げ、見解とする。

 2003年10月10日

全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)