2003年 年頭アピール

 

 2003年、困難を克服してJR総連は雄々しく前進するものである。
 11月1日、不当にも逮捕された7名の仲間は、いまだ囚われたままである。本人たちはもとより、ご家族の心中を察すると新たな怒りがこみ上げてくる。容疑は「強要」とされているが、その内容は「革マル派の組織指導で犯罪行為を行った」という全くの虚偽のものである。勤労者の団結権は、憲法で保障されている。組合員への説得行動は、団結権の行使そのものである。狙いはすでに明らかであろう。異常な捜査、逮捕・起訴、接見禁止は、労働基本権に対する政治的な弾圧である。団結権・人権を蹂躙する組合弾圧を許さない闘いを強化する。
 戦争の危機が迫っている。アメリカによるイラク攻撃が準備されている。北朝鮮の核開発疑惑により、朝鮮半島の緊張も高まっている。我々はアフガニスタンで、罪のない人々が殺され、家を追われ難民となり、塗炭の苦しみに喘ぐ民衆の姿を見た。声を大にして言おう。戦争に正義はない。日本はその戦争に加担している。昨年のイージス艦派遣、今国会での有事法制定、そして憲法調査会の9条改正を軸とした中間報告など、日本は戦争への道を突き進んでいる。21世紀、戦争の要因はグローバリズムにある。我々は、反グローバリズム労働運動を宣言した。「一切のテロと戦争、一切の戦争政策に反対」という基本方針に基づき、イラク攻撃反対、有事法制反対の闘いを強化する。
 日本経済は出口の見えないデフレ状況に陥っている。この初春から、さらに景気の失速、雇用の悪化は必至である。本年は、医療保険料・介護保険料の引き上げ、医療費自己負担増などにより、労働者の生活はますます苦しくなることが予想される。また、有期労働契約を見直す労働基準法の改正、派遣期間を延長する労働者派遣法・職業安定法の改正など、労働者保護法制がまたもや改悪されようとしている。我々は厳しい状況のなか、組合員の雇用と生活を守るため、2003年JR春闘の再構築を目指す。そのためには、賃金をはじめ労働条件を守り、職場からの闘いを基礎に広範な連帯を実現する。箱根以西においては、安全統一闘争を通じて、不当労政糾弾の闘いを強化する。
 今、我々は結成以来、最大の困難を迎えている。7名の仲間の即時釈放と無罪をかちとり、組織破壊と戦争への道を許さないために奮闘するものである。
2003年1月15日

全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)