Japan Confederation of Railway Workers' Unions

 全日本鉄道労働組合総連合会(略称「JR総連」)は、JRの発足を目前に控えた1987年2月2日に、国鉄改革労働組合協議会を母胎に結成されました。以来、JRに働く者の労働条件の改善とJRの健全な発展をめざしています。
 労使関係では「癒着」でも「対決」でもない健全・対等な協力関係をめざし、一部の経営陣による御用組合化の策謀には厳しく立ち向かってきました。
 とくに鉄道の安全では、国際鉄道安全労組会議(1990年秋)を開催するなど、数々の取り組みを実現してきました。そのなかで、「責任追及から原因究明へ」を掲げ、JR各社の施策を働く者の目から厳しくチェックし、安全性の向上をはかってきています。
 また、傘下各単組が実施している旅のプレゼントや中国に小学校を贈る運動、大沼の森づくり、いのちの森づくり、中国平和研修など、地域の連帯や国際親善にも大きく貢献しています。

JR総連の綱領は次の通りです。
1. 私たちは労働条件の維持・改善をはかり、経済的・社会的地位の向上をめざす。
 
1. 私たちは鉄道事業ならびに関連する企業の労働者の使命を自覚し、技術の錬磨と人格の陶冶にはげみ、21世紀におけるJRグループの興隆をめざす。
 
1. 私たちは組合員の利益を第一義とする労働組合主義にもとづき、政党の支配・介入を許さず、団結を強化し、労働者の総結集をはかり、日本労働運動の統一と発展をめざす。
 
1. 私たちは国民の先頭に立ち、個人の尊厳を尊重し、日本国憲法に沿った自由にして公平・平等・平和な社会の実現をめざす。
 
1. 私たちは基本理念を同じくする国内外の労働者と連帯し、基本的人権の確立と世界平和の達成をめざす。